chonan story

 

いきさつ

1997年夏、バカボンは独りコペンハーゲンで、我パートナーの帰りを待ちわびていた。ある夜、電話でパートナーに犬を買ったと告げられたバカボンは唖然とする。犬嫌いだったバカボンが驚きと怒りでいきさつを訊ねると・・・ハンガリー東部、ホルトバージを偶然訪れた我パートナーが、夏祭りの青空市をぶらぶらしていると、片隅に止められたトラバントの中から子犬の鳴き声が聞こえてきた。可愛いく思って近付きトランクを覗くと黒いプリの子犬達が重なりあって動いている。ふと目を奥に移すと、押し込まれたスペアタイヤの中に隠れているつもりのチョーナンを発見、幼い黒い瞳と目が合った瞬間、鋭い光りが心臓を貫くような衝撃を受け思わず買ってしまったという。一目惚れである。買い値は5000 フォリント、当時のレートで約3000円。この安い買い物が後でこれ程高くつくとはその時は思いもよらなかったそうだ。我パートナーの手に渡ったチョーナンの最初のプレゼントは、車の中でのうんち。こういう事には全く弱い我パートナーの狼狽ぶりを想像してつい笑ってしまったバカボンです。

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初めての首輪

子犬用の小さい首輪を買って厭がるチョーナンの首につけると、チョーナンはまるでプライドを傷つけられたかのように、三日間背をむけ、そっぽを向きすねていたそうだ。この話しを聞いたバカボンは生まれてまもなくの小さな命の抵抗が健気で何とも愛らしく思えた。今から考えるとこの時からチョーナンに騙され始めたような気がするのです。


 

 

 

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